チルト角が重要、スピードに大きく影響?

直前情報から確認できるチルト角

次に「チルト角」を解説します。
チルト角とはエンジンの角度を変える部品の角度のことです。
これを変更することで、それぞれの選手の好みの走り方ができるようになります。
チルト角を下げるメリットは、ボートと水面との設置面が大きくなり、スタートやターンにおいてボートが安定した走りをできるようになることです。
デメリットは、水面との接地面が多い分、スピードが出にくくなることです。
逆にチルト角を上げると、ボートの先端が上を向き、ボートと水面の設置面が少なくなります。
そのため、メリットはスピードが出やすくなることで、デメリットは挙動が安定しないことで初速が出にくいこととターンで回りにくくなることです。
チルト角が高い方がレースが荒れやすくなるため、万舟券の可能性も考慮して舟券を選びましょう。

競艇場によって調整幅が決められている

基本的にチルトの角度は「-0.5度、0度、0.5度、1.0度、1.5度、2度、2.5度、3度」と設定可能です。
しかし、このチルト角は各競艇場によって、制限がなされています。
なぜなら、水面が狭かったり荒れやすい競艇場では、チルト角をあげすぎることが危険な走行につながるためです。
競艇場ごとの設定できるチルト角は以下の通りです。

競艇場/チルト角
桐生/-0.5度 0度 0.5度 1.0度
戸田/-0.5度 0度 0.5度
江戸川/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度
平和島/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
多摩川/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
浜名湖/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 2.5度 3度
蒲郡/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
常滑/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
津/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
三国/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
びわこ/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度
住之江/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度
尼崎/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
鳴門/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
丸亀/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
児島/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
宮島/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
徳山/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度
下関/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
若松/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度
芦屋/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
福岡/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度
唐津/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 2度 3度
大村/-0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度

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